中国人”看護師” 紹介
当協会は「威海国際経済技術合作有限公司」との提携により
中国人看護師の紹介事業を行っております(特化型人材紹介)
ご紹介する看護師候補は中国にて日本語能力試験2級(N2)を取得、
及び中国での正看護師資格を保有している者に限られます。
詳しいご紹介の流れはこちら
外国人看護師受入れの現状
日本での医療従事者の人手不足は既に深刻な状況にあります、
2008年にはEPA(経済連携協定)により初めて外国人医療従事者の受入れがスタートしましたが、
2018年の看護師国家試験ではEPAに基づく候補者の合格率は17.7%、
過去10年での累計合格者数は344人と未だ低い水準です(厚生労働省データより)
※合格率の推移
全体 | EPA | |
2015年 | 90.0% | 7.3% |
2016年 | 89.4% | 11.0% |
2017年 | 88.5% | 14.5% |
2018年 | 91.0% | 17.7% |
EPAの問題点
EPAでの看護師候補者の合格率が低いのは、何と言っても日本語、特に漢字の難しさではないでしょうか。
インドネシア・フィリピン・ベトナムは当然漢字を使用しない国ですから
我々日本人でも難解な医療用語は高いハードルとなっています。
国家試験において「難解な用語の言い換え」「漢字にはふりがな」「疾病に英名を併記」など対策が講じられていますが、まだまだ課題は多いと言えます。
更に候補者は3年以内に看護師国家試験に合格できなければ原則として帰国することになり(特例での1年延長措置あり)
多数の候補者が帰国を余儀なくされているのが現状です。
※候補者が日本における准看護師資格を有する場合、雇用側の判断で在留資格の変更を申請し、続けて滞在することは可能です(特定活動資格から医療資格)
中国人看護師の強み
EPAに基づく候補者に比べ、圧倒的に有利なのは漢字圏の国だということです。
難しい漢字も、中国人は直感で理解できます。
入国の条件として、インドネシア・フィリピンの候補者でN5以上、ベトナムでN3以上の日本語能力を求められますが
当協会でご紹介する中国人の看護師候補者は訪日前にN2を取得している者のみです。
そして入国後に日本語学校で勉強しN1を目指します(看護師国家試験受験条件)
N1を取得するまでの期間が短く済む分、更に日本語能力を伸ばし、看護師試験の勉強に充てる時間を多く取ることができます。
まとめ
3~4年といえば人生の中でも短くはありません。
大きな決断をし、せっかく来日した候補者の合格率は未だに低く、
訪日にかかる費用、日本での滞在費用も雇用側や候補者の経済的負担は大きいと言えます。
そして期限を過ぎて失意のまま帰国した候補者は、母国の訪日希望者に対してどう語るでしょうか。
日本に対して良い感情を抱くとは思えません。
帰国した候補者への支援も行われていますが、よほどの熱意がない限りは再び訪日したいとは思わないでしょう。
EPAでの候補者が中国人の看護師候補者と比べ劣っているわけではありません。
ただ入国時点での日本語能力、そして漢字へのアドバンテージを考慮すれば中国人看護師を採用するメリットがお分かり頂けると思います。
また日本で正看護師・准看護師の資格を取得すれば医療ビザが発行されますので
更新を行い安定した日本での就労が可能となります。